2009年07月04日

朗読CD

アルバム最後のうたにもあるように、寝る前に聴く音楽の時間が大好きだ。気持ちいい気持ちになりながらあっという間に寝てしまう。

この頃は朗読CDをよく聴いている。近代文学が多い。現代文学の朗読CDもあればいいのにと思うけれど、どういうわけかないので、いわゆる名作と言われる、学校の国語の時間に習ったような、そのくせ読んだことはない作品を図書館で借りてきては聴いている。

『愛と死』という、どこかで見覚えのあるタイトルに目を引かれ手に取ると、それは武者小路実篤であった。ヘルマン・ヘッセに『知と愛』という小説があるのは知っていたが、これは知らなかった。聴いてみると、なるほど、愛と死、その通りの小説だった。ヒロインが魅力的。昔も今も、魅力的な女の子というのはそんなに変わらないのかもしれない。

私小説のさきがけと言われる田山花袋の『蒲団』も読んだことがなかったので、聴いてみた。これは笑っていいのか、笑ってはいけないのか、おっさんである自分の身勝手さをこっけいなほど克明に描いている。きっと笑っていいんだろう。じゃなかったらわざわざそこまで書かないだろう。

この朗読は橋爪功なのだけど、その語りの上手さにも感心してしまう。テレビドラマなどを見ていても役者さんの演技の巧い下手というのはよくわかりづらいけれど、こういった朗読を聞くと、演技の上手さがすごくよくわかるような気がする。

たとえば長い朗読では、途中で休憩を挟みながら収録すると思うのだけど、下手な人だと、そうしたのが露骨にわかるほど、その区切れを境に声のトーンが変わっていたりする。上手な人は、それがまったくわからない。それとももしかしたら、上手な人というのは、休憩などを入れずに、水も飲まずにCD3枚分ぐらい、いっきに朗読できてしまうのかもしれないけれど。

今聴いている、夏目漱石の『道草』、その加藤、加藤なんだっけ?あの石坂浩二の金田一耕助シリーズの警部役の人、「わかった!_と大声で言ってはいつもハズす人。あ、加藤武か。等々力警部。なんとも上手で魅力的な語り口。しかも個性的。素敵だなあ。

朗読CDを買うことは少ないけれど、そういえば前に「これは!」と思って買ったものがあった。『ボブ・ディラン自伝』の朗読CD。日本語ではなくもちろん原作の。読んでいるのはショーン・ペンだもの、聞き取れずとも聴きたくなる。全部聴くと6時間。これも睡眠音楽に最適です。



posted by 田辺マモル at 12:01| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月24日

うたとギター DVD

あのー、弾き語りアルバムを出したせいか、何年か前に作った『うたとギター DVD』を今さらながら手に入らないものか、というメールを複数(2人)いただきました。

あれはもうないので、いくつかの曲を、かわりに、Youtubeに載せてみました。『転向しよう〜』アルバムは、ワンマイク、ワンギター、ワンマンがコンセプトなんですけど、4年前のこのDVDはさらに、ワンカメラでありました。引くか近づくかしかしてません。どうぞ。



このうたはこの頃に作ったものだったわけです。







これは未発表ですね。というか、しょうもないうた過ぎてボツにしたっつーか。





posted by 田辺マモル at 00:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 弾語 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月14日

ミディ・マガジンを更新しましたよ。

「笑っていいとも」ラウドン・ウェインライト三世

長々と書こうとすると更新が遅れるので、今後は短めに書こうかなと思います。

それと期間限定ですがケロログの方に「ウォーターフォールに流れ行く正月」を載せましたよ。あはは。



posted by 田辺マモル at 11:31| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月06日

ぺすかさん

『1Q84』、読み終えました。上下刊ではなく「1」「2」となっているということは「3」とか「4」とかまであったりするんでしょうかね?あってほしいなあと強く思います。あって。

『転向しよう、そうしよう』、すごく評判いいです。特にジャケットの(笑)リリースしてからの方が良いと思って紹介が遅れましたが、使わせてもらった絵(版画)を描いているのは猫野ぺすかさんという方です。

ぺすかさんのサイトはこちらにあります。

ジャケットの絵もギャラリーのページに載ってますね。下はこんなふうになってたんですね。他の絵も素晴らしいですね。心が震えます。

お会いしたことはないんですけど、なんだか村上春樹の小説に出てきそうな、そんなお名前ですよね、ぺすかさんって。
posted by 田辺マモル at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 新作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月02日

にんじん

姉が宅配で届く有機野菜をわけてくれた。

にんじん.jpg

これ、にんじんなんですけど、下半身に見えませんか?

赤ちゃんみたいなおちんちんがついていて、ご丁寧におしっこみたいなものがぴろーっと。

なんだかもったいなくて食べられないんだけど、とっといてもしょうがないしなあ。
posted by 田辺マモル at 00:36| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月31日

コードの押さえ方

『転向しよう、そうしよう』、聴いていただいてますでしょうか?僕は『1Q84』を読んでいます。まだ一巻目を3分の2ほど読んだところですが、今のところ、すごくおもしろい、です。

歌詞カードにコードを載せたのですが、コードの押さえ方を知りたい方は、これを使ってみてください。



こんなのがあるんですね。便利ですね。けどおそらく、これを使うまでもないんでしょうね。

こないだこんなメールをいただきました。

田辺さんはコード進行にこだわりっていうのはありますか?田辺さんの曲でadd9、aug、dim7なんかは出てきません。弾き語りをする僕にとっては有難い事なんですけど。「いっしょに寝たけど何もしなかった」の始めでGーA7/GーC/GーG っていうコード進行が有りますが、最近の曲では分数コードを使うのは珍しいですよね。何か狙いがあるんですか?

意図的にどうこうというのはないんですけど、複雑なよりはなるべくシンプルなコードやコード進行を好む傾向はあるみたいです。たとえばadd9があってもなくてもいい、ということであれば迷わずなくします。他の人の歌を聴いていていい歌だな〜と思ってコードを拾ってみると、驚くほどシンプルなコードと進行であったりすることも多いですし。
posted by 田辺マモル at 15:51| Comment(1) | TrackBack(0) | 新作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月20日

読んでから聴くか、聴いてから読むか

おお、会社からCDが届いた〜 みんなより一日(だけ)早く実物を手にした〜(笑)


書いた原稿を載せましたよ、とOさんから電話。

マガジン・ミディ・スペシャル 田辺マモル「転向しよう、そうしよう」

洋楽CDの国内盤についている解説のように、CDにいっしょに入れさせてもらえたならよかったなと思う、そんなあたたかい文章は、はなむけの言葉をもらったよう。


試聴ページもありました。


posted by 田辺マモル at 00:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 新作 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

西部邁の人生相談

前に「どうして大麻を吸ってはいけないの?」という詞のようなものを、無邪気な子どもになったつもりで(ふりをして)書いた。

「どうして吸ってはいけないの?吸ったっていいでしょ?」という意味ではなく、「どうして吸ってはいけないのか誰か教えて」という疑問から書いたことなのだけど、コメントで怒られたりしたこともあってずっと気になっていた。

その後、今年2月1日発売のマガジンハウスの雑誌"BRUTUS"659号「みんなで農業」21Pのコラムには、

大麻も朝も、基本的には同じ植物。しめ縄などに見られるように、日本では太古から人々の暮らしに不可欠な神聖な植物でした。戦後、進駐軍によって栽培が禁止されるまで広く栽培されていたのです。禁止の理由は麻薬性より、石油系の素材や繊維を売り込むためだったという説が濃厚ですが、エコ意識が高まり、脱石油の動きが進む中、欧米では麻が再評価されはじめています。


こんなことが書かれていて、へー、やっぱりそうなんだ、と思っていたら、その後、4月16日のニュースでは、

漫画本を万引したとして窃盗罪などに問われた男性被告(20)の公判で、岐阜地裁の男性裁判官(40)が反省の態度を示さない被告に対し、「ばか」などと発言していたことが16日、地裁への取材でわかった。
 地裁総務課によると、被告は大麻を買うことが目的で窃盗をしていた。
 15日の公判で裁判官が「大麻は体に悪いという認識は持っているのか」などと質問すると「体に悪いと思っていない」と反論。さらに「インターネットによると酒やたばこより良い」などと話した。
 裁判官はこれらの発言に対し「だまされているんだよ、ばかだから」と発言したという。
 地裁総務課は「被告人の認識を改めるために発言したのでは」と話している。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090416/trl0904161149004-n1.htm


こんなのがあって、そうか、僕はBRUTUSに騙されたのか、ばかだから、と思った。

けれどばかだから、なんだかまだスッキリと納得はできなかった。

昔、裁判官をしている友人とやはりそんな話になって、大麻をいけないとする根拠って実は弱いんだよね〜というようなことを彼は言っていたような気がするんだよなあ……

で、さっき、ある別の本のことを調べていたらたまたま、こんなWEBをみつけた。

読書の時間 西部邁の人生相談

これってすごいですね。ネットで立ち読みできるんですね。

パラパラ、ではなくカチカチとめくってその8ページ目に、まさに大麻についての相談があった。オッと思いつつ、西部氏の答えを読んで笑った。うれしくて笑ったのだ。

子どもじみた僕の質問の、答えがそこにあった。
posted by 田辺マモル at 02:26| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月17日

ミディ・マガジン

「うたとギター」、また書きましたよ。

http://midiinc.com/cgi/contents/magazine_index.php

となりには懐かしの“田辺マモルとデッドエンド”の桜井さんが!(笑)
posted by 田辺マモル at 17:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月16日

『1Q84』と『転向しよう、そうしよう』

 村上春樹の新作本『1Q84』は、タイトル以外に事前に何の情報も知らされていない、内容についてまったく漏れきこえて来ない、ということがさらなる話題を呼んでいるようだが、僕の新作CD『転向しよう,そうしよう』はもっとすごい。

 作者である僕ですら、そのでき上がったCDをまだ見ていないのだ。恐ろしいことに、果たしてでき上がっているのかすら、よくわからないのだ。知らされていないのだ。

 さっきリスナーの方から「もう後4日ですね 発売日!はやく手にとって聴きたいな〜ワクワクしてきました。」というメールをいただいて、そうか、あと4日なのか!発売日!なのにまだ手にしてない〜と、ワクワクというよりは、ワナワナしてきて、(心臓に)悪い意味でドキドキしてきてしまった。こんなことは何枚もCDを出してきたけど初めてだ。

 発売日にちゃんとみなさんのもとへ、そして僕のもとにも届くのか、『1Q84』以上にミステリアス(神秘的というよりは不可解の意)で、(スリリングという意味で)楽しみなのだ。続きを読む
posted by 田辺マモル at 12:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする